JJDAについて
公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会は、日本国内でジュエリーの需要が増加し始めた1964年、ジュエリーが造形表現の新しいジャンルとして確立されることを願って日本ジュウリーデザイナー協会として創立されました。その後1988年には通商産業省(当時)を主務官庁とする社団法人になり、さらに2012年内閣総理大臣により認定された公益社団法人として新たなスタートをきりました。その間一貫してジュエリーデザインの発展を通して国民の生活文化の向上と産業の発展に寄与することを目的として活動を続けています。
この目的を達成するために、公募及び審査等による表彰、展覧会等による普及・啓発、講座・講演会・シンポジウム等による人材育成、国際相互理解の促進等の事業を行っています。また、創立当初から続けてきた展覧会形式の国際交流事業に加え、近年は「日本のジュエリーデザイン」を世界に発信する場として海外のジュエリーフェアにも積極的に参加しています。
会員が活躍する場面も広く多岐にわたり、アートとして創作に励み独自の感性を磨きあげた作家、貴金属貴石分野で顕著な活躍をするデザイナー、大学・専門学校など全国各地の教育研究機関において後進の指導をしている教育者などが所属しており、社会の様々な場所で活躍しています。また活動拠点を海外に求め、国際舞台で活躍する会員も輩出し、我が国ジュエリーデザインの高い水準を示しています。
公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会は、将来に向かい、完成度の高い造形美としてジュエリーデザインを追求するという創立の意志を継続しながら、ジュエリーをとおして人々の心や暮しを一層豊かにし、経済の発展と国民生活の充実に貢献すべく活動して参ります。
公益社団法人 日本ジュエリーデザイナー協会
事業内容
Ⅰ ジュエリーデザインの公募に関する募集、審査、授賞対象の発表、表彰に係る事業
1964年創立当初から概ね隔年で開催してきた公募展を発展させ、ジュエリーデザインのより高度な振興を図る。ジュエリーを素材価値だけでない造形分野として、広く実作品及びデザイン画を公募し、審査・表彰することにより我が国ジュエリーデザインのレベルアップを図り、国際的な地位確立と次世代の人材育成を目的としている。
公募展事業
- 公募展を隔年に開催し、新人の登竜門とデザイナー育成の場としながら、次代の感性による新しいジュエリーデザインを提案する。
- デザイン画によるジュエリー表現のあり方を研究し、コンペティション等を通して構築する。
Ⅱ ジュエリーデザインに係る調査研究及び人材育成に関する事業
ジュエリーは生活に潤いを与え活性化させ、さらに心の拠り所として改めて人々の関心を集めており、生活に果たす役割などを研究する価値は大きい。
初心者へは、デザインとものづくりの体験講座を開催しジュエリーへの関心を高める。
中級者へジュエリーの歴史、文化に関する専門家による講演会を開催し、知識を深めることにより、最終的にプロへの道を拓くべく人材育成のステップアップを図る。
また、国際的課題である知的財産権に関して、ジュエリーデザインの分野での産業財産権及び著作権等に係る諸問題を調査研究し、デザイン価値の重要性を社会に発信していく。
調査・研究
- ジュエリーデザイナーの実態調査やジュエリーデザインの役割などを調査、研究する。
- 新技術・伝統技法等を紹介し、ジュエリーデザインの技術向上を図る。
- 全国の学校・団体等の依頼に応じ、会員を講師として紹介、派遣して講義や技術指導を実施する。
セミナー・講演会開催
- 各界の専門家などを講師に迎えてJJDA講座を開催し、ジュエリーデザインの普及啓発活動を行う。
- 新技術・伝統技法等を紹介し、ジュエリーデザインの技術向上を図る。
ワークショップ開催
- 親子や初心者を対象にものづくりの体験講座などを行う。
創作保全
- 意匠権、著作権などジュエリーデザインにおける知的財産権を調査、研究する。
- セミナー開催や契約の手引きなどの冊子発行により、普及啓発活動を行う。
Ⅲ 国内外の優秀なジュエリーデザインを展示及びジュエリーデザイン情報の発信をすることにより、人々の生活文化の向上に寄与する事業
国内各都市の展示会場で最新のジュエリーデザインの実作品を展示することにより、人々の生活文化の向上を図ることを目的とする。
日本のジュエリーデザインの世界への発信を、さらに拡大し充実させるため、海外情報の収集とJJDAからの情報発信を推進し、国際相互理解の促進に努める。
機関誌の発行及びホームページによりジュエリーデザインに関する情報を、広く一般に提供し、訴求活動を行う。
展覧会事業
- 展覧会の開催 常にジュエリーデザイン界に新しい提案を投げかける展覧会を全国各地で開催する。
広報・出版事業
- プレスリリース・記者発表やホームページ等を通して協会事業を広く一般に広報する。
- 定期的に機関誌、会報を発行する。
内外交流事業
- 海外で日本のジュエリーデザインの展覧会を開催し日本のジュエリーデザインを発信し各国デザイナーと交流する。
- 海外デザイナーの日本における展覧会等の開催及びサポートを行い海外のジュエリーデザインを広く一般に紹介する。
地区地域事業
- 地域に密着したジュエリーデザインの振興および交流事業やワークショップなどを実施する。
Ⅳ その他の事業
会員向け事業
- 研修会、見学会、研究会等を開催する。
- 会報及びメールマガジンによる情報提供
関連団体との連絡及び協調
- 諸官庁、関連団体と連絡、協調する。
- 関係諸団体催事業との共催、後援、協賛、協力を行う。
会長挨拶
ジュエリーに何を込めるか、ジュエリーから何を感じ取ってもらえるか、私達作り手は何時もそれを思い描きながら仕事をしています。
その為には表現力と感受性をたえず磨き続けなければなりません。
協会はその手助けに成る事を願い国内のみならず海外とも交流しながら活動を行っています。
自分の仕事机だけではなく、自分の外が見たい、そんな世界に向けて仲間と共に踏み出してみたい方の入会をお待ちしております。
会長 長井 豊
JJDAの組織
昭和39年(1964年)6月 創立
昭和63年(1988年)3月30日 社団法人を設立
平成24年(2012年)4月1日 公益社団法人へ移行
会員数(2024年5月31日現在)
正会員 245名
賛助会員 法人16社/個人6名
名誉会員 10名
2023 - 2024年度 役員
会長 | 長井 豊 |
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副会長 | 西澤 弘子 星野 学 |
専務理事 | 中島 凪 |
理事 | 青木 敦子 海野 えり子 佐藤 寛朗 重田 恵美子 田口 史樹 稗田 麻琴 彦根 美代 松浦 峰里 三島 一能 |
監事 | 柏倉 主和 三木 稔 向井 一泰(公認会計士) |
2023 - 2024年度 顧問
顧問 | 黒沢 秀二 山崎 茂樹 |
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名誉会員 | 石倉 禎江
木全 本 小林 誠 永井 純子 野元 愛子 平子 公一 荒川 芳秋 小宮 宇子 菅沼知行 管まりお |
JJDA功労者 | 藤田 仁 |
事務局
〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-11-7アライビル6F
TEL: 03-3523-7344/FAX: 03-3523-7346
E-mail: sec@jjda.or.jp
組織図
情報公開(PDF)
JJDAのあゆみ
1964 | 日本ジュエリーデザイナー協会創立 |
1966 | 協会名称を「日本ジュウリーデザイナー協会」に変更 |
1970 | 「国際ジュウリーアート展」 海外招待13ケ国作品展示 |
1974 | 日伊交換ジュウリー展開催「日本ジュウリーアート展」/イタリア アレッツォ「イタリア・モダンジュウリー展」/東京 |
1983 | 第1回国際公募展 初の国内海外同時公募、以後 '86に開催「日本現代ジュウリー展」ヨーロッパ5都市 '84まで巡回/フォルツハイム、ハナウ、ミュンヘン、ローザンヌ、ウィーン |
1985 | 第1回ジュウリー50人展/銀座和光 同会場にて隔年開催 |
1988 | 社団法人日本ジュウリーデザイナー協会設立/主務官庁・通商産業省(現・経済産業省) |
1989 | 創立25周年記念事業世界デザイン博覧会参加/名古屋 |
1990 | 「IJT '90第1回国際宝飾展」コレクションギャラリーに出展 |
1992 | 「契約書作成の手引き」発行 |
1993 | 創立30周年記念事業<ジュウリー近未来>公募展及び会員作品展巡回/東京、伊丹 |
1996 | 国際交流展「現代日本のクラフトとジュウリー」へ参加/ロサンゼルス日米文化会館 |
1998 | 海外にて会員作品巡回展/フィンランド ヘルシンキ、スウェーデン ストックホルム |
1999 | 全国5ブロック別に5地区委員会発足 全国規模活性化に地区地域事業を開始特別事業「ジュウリーデザイン模倣防止の為の自主登録制度確立に関する調査研究」 |
2000 | Jewellery Design Guide第1巻「装身具の歩み」発刊特別事業研修セミナー「翔ーJJDA21世紀ジュエリーデザイン考」実施/初の全国会議開催/東京日本語表記「ジュウリー」は、協会名称以外は日常に普及している「ジュエリー」と表記することになる |
2001 | 特別事業展覧会「ジュエリー・心のメッセージ」 |
2002 | 香港貿易発展局主催、香港ジュエリーミッション円卓会議 |
2004 | 創立40周年記念事業<ジュエリー・次なる価値>記念出版「ジュエリーデザイナーズ in JAPAN」発行第23回公募展/初の5地区巡回/伊丹、東京、名古屋、福岡、仙台デザイン画による「日本ジュエリーデザインコンペティション」同時開催 |
2005 | 「第23回公募日本ジュエリーアート展」初の海外巡回展/オーストラリア シドニー「ヴィチェンツァ・オロジェンマ9月2005」へJETROと共催参加/イタリア |
2006 | 知的財産権保護のリーフレット「ジュエリーデザイン110番」発表「9月香港ジュエリー&ウォッチフェア2006」へJETROと共催参加 |
2007 | 日中国交正常化35周年記念2007「日中文化・スポーツ交流年」公式イベント「9月香港ジュエリー&ウオッチフェア2007」第25回公募展応募部門に一般部門に加えunder26部門新設特別事業研修セミナー「ジュエリー・継承と進化ー匠の技を次世代へ」/神戸 |
2008 | 招待展『アメリカアートジュエリーの先駆者たち』全国5都市巡回/東京、伊丹、仙台、名古屋、福岡新公益法人制度が施行され移行期間中の名称は「特例民法法人」となる第67回インターナショナル・ギフト・ショー春2009出展 |
2009 | 創立45周年記念事業<ジュエリー・新しい感性のかたち> 記念展、ワークショップ/東京特別事業「一般消費者及び産業界を対象にした消費者動向及びデザイン開発の現状に関する実態調査研究」海外にて会員作品展覧会/アメリカ フロリダArmory Art Center |
2010 | エクラ・ド・モード(パリ ビジョルカ展)へJETRO支援により出展/フランス第1回日本ジュエリーデザインコンペティション開催全国で開催するセミナー・講演会を「JJDA講座」の名称で実施するD-8ジャパン・デザイン・ミュージアム構想展及びシンポジウム等を日本デザイン団体協議会D-8メンバーとして共同開催 |
2011 | 東日本大震災復興支援活動を開始 |
2012 | 公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会へ移行/行政庁 内閣府名称変更「ジュウリー」を「ジュエリー」に中国大連国際服装紡織品博覧会出展 |
2013 | 創立50周年記念事業委員会発足 |
2014 | 代官山にて創立50周年記念展開催 |
2015 | 創立50周年記念事業「日伊コンテンポラリージュエリー交流展」開催 |